「温泉旅行に行きたい」、疲れがたまってくると誰でも、そう思うはずです。美味しい食事をして、部屋でのんびりして、お風呂に何度も浸かって、リフレッシュして骨休めしたいですよね。思いついてすぐに温泉旅行に出かけるのであれば、遠くの温泉地より、近場の温泉でしょう。
関東にも有名な温泉は沢山ありますし、首都圏からすぐに行ける温泉もあります。金曜日のお仕事が終わったら、そのまま電車に乗って温泉旅行なんて言うのも、手軽でよいかもしれませんね。日曜日までいられるのなら、2泊3日の温泉旅行が出来ますから、大型連休でなくても、通常の週末で行くことが可能です。
さて、首都圏からすぐに行ける温泉と言えば、神奈川県にある湯河原温泉でしょう。湯河原温泉は、関東でも有名な温泉地ですよね。この温泉の効能と言えば、皮膚病や、筋肉痛、それから、リウマチ、神経痛、冷え性などです。
万葉公園 - 独歩の湯/こごめの湯 etc…
万葉公園は温泉街の中心地にある日本の歴史公園100選となっている湯河原で有名な公園です。
緑の中をずっと歩けるようになっている、遊歩道がありますから、そこをお散歩しても楽しいです。
万葉公園のなかには、「独歩の湯」があります。森林浴をゆっくりと楽しんだあと、その遊歩道の中に、足湯の場所があります。足湯と言えば、温泉旅行などに行った際、駅周辺のおみやげ物屋さんの前に、ひとつだけある足湯を想像する方も多いでしょう。ですが、ここの足湯でしたら、種類も豊富にあります。数もありますし、効能もさまざまなお湯があるので、足湯から足湯で渡り歩き、各足湯を楽しんでみてください。湯河原温泉の宿に泊まっていても、日中はこうして散歩をしながら、外の温泉も楽しむことが出来ますね。
万葉公園の中にある温泉で「こごめの湯」という町営の温泉もあります。ここは、休憩所もあり、施設が充実しているので、お風呂に入ったり休憩室でくつろいだり、時間をかけて楽しむことができます。そして、こごめの湯に設置されているシャワーは、なんと温泉なのです。温泉旅行先でも、シャワーは真水を使っている施設も多いですので、これも貴重ですね。入浴してから、最後に温泉のシャワーでシメと行きたいですね。
ゆとろ嵯峨沢(さがさわ)の湯
「ゆとろ嵯峨沢の湯」は、湯河原の駅から少し離れた場所にあります。高台にあるので、景色がとても良く、相模湾が見えます。ちょっと変わった洞窟風呂や、大滝の湯など、スパのような湯船が楽しめる場所です。魚料理などを楽しめるレストランがあり、日帰り入浴と食事、両方が可能です。温泉旅行で、食事なしの宿泊をする方は、ここでのお魚料理がお勧めです。
おんやど恵
湯河原温泉の「おんやど恵」は、江戸情緒を感じさせるように作られています。近代建築なので、とても快適ですが、情緒だけは大昔のようなつくりです。お風呂となると、なんとなく江戸時代というイメージを、私は持っていますので、雰囲気は、ぴったりなのかなと思っています。
男女別の大浴場や、露天風呂、サウナもありますし、 貸し切り風呂では露天風呂、屋内風呂もあり、家族やカップルに人気があります。それから、高齢者などには嬉しいことに電動階段昇降機もありますので、おじいちゃんやおばあちゃんとの温泉旅行も大丈夫ですね。交通面も、バス通り沿いにあり、停留所から近いので、便利です。高齢者と一緒の温泉旅行なら、こうした施設がお勧めだと思います。
近藤旅館
湯河原温泉で、「近藤旅館」と言う宿泊施設があります。特に大きいわけではなく、小さめの旅館で、建物も古く、2階建て、7部屋の客室だけで、懐かしくやさしい雰囲気で癒される空間です。小さい旅館は、サービスというか、おもてなしが行き届いています。お食事も海鮮な魚を食べられますし、お部屋でゆっくりと、タイミングよく温かいお料理が食べられます。
それから、近藤旅館は、温泉も源泉かけ流しです。7室しかない旅館ですから、お客さんも多くなく、時間によってはお風呂を貸し切り状態で使えます。湯河原温泉の上質なお湯を掛け流しで楽しめる、近藤旅館は、首都圏から、近場で本格的に温泉が楽しめる旅館でしょう。隠れ宿に興味がある方、何よりもサービスが大事と思っている方にもお勧めです。
アクセス:湯河原駅前からバス乗車(2番乗り場)「道中」下車徒歩1分
湯楽
湯河原温泉の数ある宿泊施設の中でも、源泉かけ流しの宿で有名な「湯楽」は、リピーターが多い宿として知られています。宿が源泉を所有しているので、源泉かけ流しが可能になるというとても贅沢な温泉です。ヒノキ風呂に、たっぷりの湯量、これだけで温泉旅行に来た甲斐がありますよね。源泉はとても熱いので、熱いお湯が苦手な人は、薄めて入るか、先に湯をためておいて少し冷めたところで入ります。
湯楽のポイントが高い点は、貸し切り露天風呂でしょう。広々としたスペースを家族や恋人と貸し切ることが出来ます。また、自然も豊富で、木々を眺めながら入浴が出来ますし、源泉の効果なのか、入るたびに肌がすべすべになります。湯楽は、何かと階段が多い建物なので、足の悪い人や高齢者の方が宿泊される場合は、宿に確認してからが良いと思います。
このように、首都圏からわりと近い場所である、湯河原温泉は、気軽に出かけることができますよね。宿泊施設だけでなく、日帰り入浴も楽しめる施設がいろいろあるので、ご家族の温泉旅行にも良いと思います。温泉旅行と言うと、どうしても準備や予約などが面倒に思えますが、近場でしたら、思いつきで行ってみるのもまた楽しいです。湯河原温泉でしたら、きっと気ままな温泉旅行を楽しめると思います。
また、温泉旅行目的以外でも、湯河原温泉に、ご当地グルメを楽しみに来る人も多いという話も聞きます。B級グルメで街を盛り上げようとしている、湯河原ですので、湯河原駅の周辺には、町おこしの食べ物のポスターやのぼりを見かけることが多いです。なかでも、「坦々やきそば」に力を入れていることで有名です。
湯河原にあるお店、51店舗で、坦々やきそばを食べられるということなので、比較的、どこのお店でも食べられそうです。味はどのようになっているのかと言いますと、坦々麺のような辛さを持ちながら、湯河原特有のレモンなど、柑橘系も使われいて、辛くてさっぱりしているそうです。また、それには温泉地ならではの、温泉玉子が添えられていたり、目玉焼きが添えられていたり、二つのパターンもあるとか。
ほかにも、坦々やきそばには、湯河原で取れた野菜を使っていますから、地産地消ということでしょう。というわけで、湯河原は温泉旅行だけでなく、こうしたB級グルメの町としても盛り上がってもらいたいものですね。みなさんも温泉旅行のついでに、この坦々やきそばを、味わってみるのも良いと思います。