国内旅行はどこがいいかと考えたときに、行ったことのない場所を選ぶ方も多いですよね。
伊勢神宮は話によく聞く場所ですし、テレビでもよく見かける有名スポットですから「一度、伊勢神宮へ行ってみたかった」という方も多く、実際に伊勢神宮への参拝客は、年々、増え続けているようです。
冬の旅行であっても、太平洋沿いにある伊勢神宮は、比較的、温暖な気候で知られています。また、夏には、強い日差しがありますが、湿気はそれほど高くなりませんから、夏でも過ごしやすくておすすめです。
伊勢神宮は、別名、お伊勢さんとも呼ばれ、古くから人々に親しまれてきました。参拝は江戸時代から行なわれ、江戸時代後半には、一年間の参拝数がなんと500万人を超えたと言われていますので、当時からその人気ぶりがうかがえます。「旅行」の起源として、伊勢神宮への参拝で人々が移動したことが、日本人にとって国内旅行の始まりだと言う説もあります。
伊勢神宮
伊勢神宮は総称であり、様々な施設が敷地内にあります。メインは、皇室の御祖神「天照大御神」を祀ってある「皇大神宮」と、天照大御神の食事を司っている神様である「豊受大御神」が祀られている「豊受大神宮」です。この二つを中心として、14の別宮と43の摂社、そして、24の末社、さらに42の所管社を合わせて、すべてが伊勢神宮となっています。
豊受大神宮(とようげだいじんぐう):外宮
豊受大神宮は皇大神宮と共に、かつて「二所大神宮」と称されており、殿舎や祭儀のほとんどが皇大神宮と似たつくりとなっています。参拝は外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。
住所:三重県伊勢市豊川町279
アクセス:JR・近鉄「伊勢市駅」から外宮内宮循環バスに乗り約20分、「外宮前」降車し徒歩すぐ
皇大神宮(こうたいじんぐう):内宮
皇室の御祖神「天照大御神」を祀ってある皇大神宮へのお参りは、宇治橋を渡った後、風日祈宮、荒祭宮、御正殿で行います。
住所:三重県伊勢市宇治舘町1
アクセス:JR・近鉄「伊勢市駅」から外宮内宮循環バスに乗り約20分、「内宮前」降車し徒歩すぐ
おかげ横丁
内宮を参拝後におかげ横丁・おはらい町に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。江戸期から明治期にかけてのレトロな街並みが移築・再現されています。
日本の神話を体験できる施設「おかげ座 神話の館」では、神話のあらまし(国生みから天孫降臨まで)を映像と和紙人形などが展示されており、人気の観光スポットとなっています。約4000坪ある敷地内では、ご当地グルメやお土産屋さんも多く立ち並び、見て歩くだけでも楽しめます。
おはらい町
宇治橋から五十鈴川沿いの800mほどの石畳の通りでは、多くのお土産屋さんや・飲食店が建ち並び、内宮での参拝後の町歩きを楽しむことができます。周辺に歴史的建造物などもあるため、お伊勢さんらしいレトロな雰囲気を味わうことができます。