出雲大社や神魂神社など、歴史ある寺社巡りのために島根に行ってみたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは出雲大社の魅力と参拝の仕方についてみていきます。
良いご縁を手繰り寄せるパワースポットとしても人気がある”出雲大社”
”縁結びの神”や”福の神”として名高い出雲大社の始まりとしての言い伝えは、
古事記に記されている神話が由来とされています。
国譲り神話に、大国主大神が高天原の天照大神に国を譲り、
その際に造られた天日隅宮(アマノヒスミノミヤ)が出雲大社の始まりとされています。
数千年もの歴史をもつ出雲大社は、最近ではパワースポットとしても観光客に人気を集めています。
出雲大社を参拝する方法
正門の鳥居をくぐって参道を歩いていくと、右手に小さな社が見えてきます。
この祓社(はらいのやしろ)でお参りをし、心身を祓い清めます。
太鼓橋を渡り、境内までの松並木の参道をくだっていくと、出雲大社の主祭神と大国主大神と兎の象が見えてきます。
境内に入ると社殿があり、その柱には
「日神者地神五代之祖天照大神、月神者月読尊也、須佐之男命雲陽大社神也」とあり
当時の祭神である須佐之男命の存在が刻まれています。
*本殿裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」には、スサノオノミコトが祀られているとされ、パワースポットとして人気があります。
本殿の鳥居をくぐると拝殿があり、「2拝、4拍手、1拝」で拝礼を行います。
“大しめなわ”で有名な神楽殿など、すべてのスケールの大きい出雲大社の雄大な雰囲気を味わうことができます。
祭事のイベントを確認する
出雲大社では旧暦10月に行われる「神迎神事」や「神在祭」をはじめ、年間72回の祭祀が執り行われます。
毎年旧暦の10月10日に神迎祭が行われます。神無月には、日本全国の八百万の神々が出雲に集結します。
大社から近場にある「稲佐の浜」に御神火が焚かれ、龍蛇を神々の使者としてお迎えする儀式が執り行われます。
全国の神様がゆかりの地を留守にするので神無月といいますが、出雲に限っては神在月と呼ぶ風習があります。
住所: 島根県出雲市大社町杵築東195
出雲市駅からバス「正門前」下車
出雲大社駅 徒歩5分