留学協会主催のセミナー「留学業者はどのように事業を行っているのか」に出席しました。
講師:留学協会理事・株式会社アフィニティ 取締役 平田智義氏
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留学事業者の3割は個人事業主なんだそうです。
学習塾を経営されていて留学事業の話を聞きに参加された方もいらっしゃいました。
先生は、会社では分業化されていて全体の専門フローを理解しているカウンセラーはあまりいないと話されていて、
改めて実際に起業を考える方々や自営業で仕事をされている方々はすごいですよね。
Contents
はじめに
RCA海外留学アドバイザー試験も第28回を終え、現在1200名の資格取得者が各地で活躍しています
海外留学アドバイザー資格取得者より、留学協会に「起業をしたいがどのようにしたら良いかわからない」などの声も多く聞かれるようになりました。このセミナーにより、留学事業者がどのように事業を行っているかを知って頂き、この業界で起業を考えられ、日本の若者の国際化のために一人でも多くの留学生が留学するチャンスを与えられるよう活動をいただけることを心から願っています。
留学事業を始める理由は?
・多くの人に良い留学をしてもらいたいから
・起業がしやすそうだから
・収益が得やすそうだから
留学事業を取り巻く状況は?
・(国内外で)競合の激しい
・日本人留学生の減少
・他業種からの参入の増加
様々なタイプの留学事業者
・日本国内の留学エージェント
・海外の留学エージェント
・旅行会社
・国内・海外において特定の学校窓口として活動するエージェント(日本事務局等)
・英会話スクール
・主にインターネットを利用して活動する個人
・人材派遣・紹介会社
・学習塾
留学事業はどの様なサービスか?
留学事業で提供するサービス
・学校の選択・紹介、出願手続き
・滞在先の手配
・その他(保険、航空券、英会話など)
・渡航前サポート、現地サポート
どこで利益を得るか?
・手続き料/手配料
・学校からのコミッション(紹介料)
・保険や航空券など付帯サービスのコミッション(紹介料)
・その他、英会話クラスを提供した授業料など
・渡航前サポート料、現地サポート料
留学事業者が抱える悩み
良い留学をしてもらいたい vs ビジネスとして成功したい
なぜ留学エージェントは中小企業が多いのか?
・サービスの差別化が顧客に分かりずらい
・価格競争も激化(無料エージェントの増加)
・プロフェッショナルなカウンセラー育成の難しさ
留学事業を成功させるためには?マーケティング戦略
留学事業におけるトラブルや注意点
クライアントとの関係や自分のポジショニング
・留学エージェントはミドルマン
(どちらからも感謝されるが、どちらからもクレームが出る可能性も)
・顧客も大切、取引先や学校も大切
トラブルの対処方法
・ 未然に防ぐ(渡航前の顧客との信頼関係、教育が大切)
・ 起こってしまった後の対処法(事実確認、誠実な対応)
終わりに…
留学協会では、留学のトラブルを減らし、少しでも多くの方に実りある留学をしてもらうため、ボランティア相談室を設けております。
また、RCA認定カウンセラーの勉強会や交流会も定期的に行っておりますので、ぜひご参加ください。
ホームページ: http://www.ryugakukyokai.or.jp
メール: npo@ryugakukyokai.or.jp