夏の定番中の定番レジャーといったら、海です。磯遊びや船遊びというのもありますが、いちばんポピュラーなのは海水浴場ですね。海水浴場は海辺にありますので、海に行かないとありません。
ちなみに今現在、東京都・本州部の東京湾沿いに海水浴場として開放されている場所はひとつもありません。「東京都内」の海水浴場というのは存在するのですが、全部太平洋上の離島にあります。
東京から手軽に行ける海水浴スポットをお探しの方には、千葉県の房総半島や、太平洋沿い、茨城県・常磐の海岸がおすすめです。
千葉県(房総半島)の海岸
東京からお手軽に行ける海水浴スポットとしては、千葉県、すなわち房総半島があげられます。形は地図を見ての通りなわけですが、大きく、
・東端の犬吠岬から九十九里浜を経て太平洋沿いを南に延びる外房
・南端の野島崎をかこむ南房
・西を鏡ケ浦・浦賀水道に面する内房 に分けられます。
片貝海水浴場
次に、房総半島最大の海水浴場である片貝海水浴場。毎年20万人が訪れる人気スポットで、ビーチの総延長が1㎞に及ぶため、さほど混雑に悩まされることがなく、またお盆を過ぎてもあまりクラゲが湧かない好スポットです。
一宮海水浴場
逆に浜は狭いのですが、九十九里浜の南端にある一宮海水浴場は海の美しさで知られています。南房総、鏡ケ浦に面する北条海水浴場もその名の通り鏡のように透き通るビーチで知られており、東京から電車で2時間、駅から徒歩5分の好立地ですが、8月上旬にはクラゲが出るのでそこは注意しましょう。
殿下海水浴場
外房を代表する海水浴場は、蓮沼海浜公園内にある殿下海水浴場。単に海水浴場であるだけでなく、ウォーターガーデンなどもあり、遊びスポットとして充実しています。
富津海水浴場
内房、浦賀水道に面する富津海水浴場は、東京都心部から最も近い海水浴場であり、車でも電車でも容易に日帰りができます。なお、都内から南房へのルートは、若干料金はかかりますが特に夏場の場合渋滞のない東京湾アクアライン経由がおすすめ。
外房・九十九里方面へは、いくつかルートがあるのですが都心からだといずれも時間がかかり、また混雑しますので、早めの出発と余裕のあるスケジューリングを心がけましょう。
茨城県の海水浴場
大洗サンビーチ
茨城県の代表的な海水浴場として、大洗サンビーチがまずあげられます。ここは日本初のバリアフリービーチとして知られ、砂浜用車いすの無料貸し出し、バリアフリーのトイレなどの設備が充実しています。また、すぐ近くに大洗マリンタワーと、六万八千点の生物を飼育するアクアワールド・大洗があります。
平磯海水浴場
一時期テレビで紹介された、海中滑り台の巨大なクジラ模型で有名な海水浴場です。
阿字ヶ浦海水浴場
次に、阿字ヶ浦海水浴場。知名度では若干劣りますが、国立ひたち海浜公園に隣接し、規模としては茨城県で最大です。毎年、20万の海水浴客が訪れます。また、阿字ヶ浦温泉から車ですぐという立地ですので、泊りは温泉、レジャーは海水浴、というのもおすすめです。なお、以上三つの海水浴場のクラゲ発生時期は、いずれも八月下旬、お盆を過ぎた頃ですので、その点には注意しましょう。