Salesforceでの開発をすることになったのだけれど、どんな環境で開発をしていけば良いかわからないという方、必見です!
開発をする際、Webコンソールでの開発手順など、他にも紹介されている例はありますが、本格的に開発をするには、Visual Studio Codeでの開発をしていきたいものです。
まずは環境構築を行い、開発のステップを進めていきましょう!
Contents
Salesforce CLI のインストール
Salesforce CLIとはSalesforce開発に必要なコマンドを実行できるプログラムのことをいいます。
以下のページの内容をもとにインストールしてください。
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.sfdx_setup.meta/sfdx_setup/sfdx_setup_install_cli.htm
コマンドプロンプトで、「sfdx –version」と入力して、バージョンが確認できればインストールされています。
JDKのインストール
プログラムを作成したり動作させたりするためには、各環境の開発キットであるJDKを用意する必要があります。
Oracle公式ページ
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
からJDK8かJDK11をインストールします。
注) ダウンロードする際、Oracleプロファイルへのサインインが求められます。
サインインができないとダウンロードできませんので、プロファイルがない場合はプロファイルの作成をしてください。
JDKのインストール後の確認
[スタート]右クリック>> [設定]>>[バージョン情報] >>[システムの詳細設定]にて以下の画面を開きます。「JAVA_HOME」という環境変数を作成します。変数値には展開したフォルダパスを記載します。
コマンドプロンプトを起動し、「javac -version」と入力します。
versionの内容が返ってきたらPathの設定は完了です。
Visual Studio CodeのApex用にJava Homeを設定
環境変数 JAVA_HOMEをVSCode内の[ salesforcedx-vscode-apex.java.home ] にもJDK 8のパスを設定します。
「salesforcedx-vscode-apex.java.home」と入力して検索し、設定場所を表示します。環境変数JAVA_HOMEの内容を記載します。
Salesforceを利用する為のVS Code拡張機能をインストール
VSCodeの左側ツールバーの拡張機能アイコンをクリックします。Salesforce Extension Packをインストールします。
開発者用Salesforceアカウントを作成
Salesforce の無料で使える開発環境「Developer Edition」を取得する為、以下のサイトからサインアップ手順を行います。
Developer Editionサインアップ手順:
https://developer.salesforce.com/jpblogs/2016/04/developer-edition-signup/
作業用プロジェクト作成~Salesforce環境へ接続
1. VSCodeでショートカットCmd+Shift+Pからコマンドパレットを開き、「SFDX:プロジェクトを作成」を選択します。
2. ここでは決まったテンプレートが無いので、テンプレートの「標準」を選択します。
3. 任意のプロジェクト名を入力します。
作成したフォルダの中にプロジェクトが作成されているのが確認できます。
4. コマンドパレットの「SFDX: 組織を認証(Authorize an Org)」から組織の認証をします。
5. Developer Editionのアカウントを利用する場合、「本番環境」を選択します。
6. 今回は組織のエイリアスを入力せず、そのままEnterを押下します。
7. WebブラウザでSalesforceのログイン画面が起動します。ユーザ名とログイン名を入力してログインします。
ログインが成功すると認証が成功して、以下のように表示されます。これで接続が完了となります。
参考URL:
【VSCodeで開発】salesforce開発環境を作ろう!
https://www.cuore.jp/tec-blog/salesforce_vs-code-2/
VS CodeでSalesforce開発環境を構築してみた
https://note.com/massy_sf/n/nfca398e45637
====================================
いかがだったでしょうか。今回、Salesforceの開発者アカウントを作成後、VSCodeでプロジェクトを作成し、Salesforceに接続するまでの流れを確認しました。これからのSalesforce開発の一助としていただければ幸いです。
開発環境を構築することで、引き続きTrailhead等のラーニングパスをハンズオンで進めていくこともできると思います。引き続き、Salesforce開発の知識を身に着けていきましょう!
以上となります。